落第王


漫画家水木しげるさんの自伝コミックスの題名です。
昭和56年頃350円で購入したマンガ「落第王」にアマゾンから久々に注文が入りました。
注文主はある大手出版社の編集部。驚いた。
昭和50年は東京にいて夜間のマンガを勉強する学校に通っていました。
30名くらいのクラスの人達はほとんど社会人であり、私は最年少でした。その中に講談社勤務の方もおり、当時の少年マガジン宮原照夫編集長に、みんなのマンガを見ていただいた事もありました。
ゲゲゲの女房」はかかさず見ていますが、登場するアシスタントは池上遼一さんとつげ義春さんがモデルっぽく、「ゼタ」の村上弘明さんは「ガロ」の長井勝一さんであることまぎれもなく、すごく楽しませてもらっています。
マンガ「落第王」では水木さんはマンガ家になる前は、様々な仕事先で役に立たず、次々とクビになってしまう。園芸学校を受験し50人募集のところを51人の受験なので、落ちるのは1人。受験生を見ていると自分よりバカな顔をしたものが大勢いたから自分は大丈夫だろうと思っていたところ、発表を見に行ったところ自分の番号だけなかった、ということです。