かまち

coffia2005-04-02

山田かまちをはじめて知ったのは20年以上前の上毛新聞の記事でした。ハンサムな写真が掲載されていて、芸能人かと思ったら17歳で自殺したとか事故死だったとか。そして彼の残した絵や詩などが展示されるといったものでした。その後は遺品は処分されるはずでしたが、個人の美術館ができる話となり、本は出版されるは、テレビで何度も特集されるは、あっという間に尾崎豊と並ぶカリスマ的存在になっていきました。私も彼の本を何冊か買い、美術館にも4〜5回足を運びました。
私も10代の頃、私小説的な漫画を描いていたので共感するものがありました。3年前彼の母校の文化祭で「山田かまち展」があるというので期待して行ってみましたが、表面的なものでちょっとがっかりしました。その時も美術館に寄ってみたらたまたま館長の広瀬さんにお会いして少しお話させていただきました。
「芸術家を志した者は若い頃は誰でも彼のような気持ちは持っていたと思う。別に特別な存在ではない」とおっしゃった年配の画家もいらっしゃいましたが、幼児期からの作品を見てると才能はやはり普通じゃないと思わせますね。
このブログの大学ノートの落書きは私の10代の頃のものなのであしからず。