花の24年組

coffia2010-05-22

火の鳥」「カムイ伝」「漫画家残酷物語」に夢中になった高校時代でさえも、少女漫画のキラキラ光る瞳の絵柄には抵抗があり読む気は起きなかった。
最初、あれ?これは読めるぞ、と感じたのが萩尾望都さんの「11人いる」であり、その後「樹村みのり」「岡田史子」のマンガも興味を持って読めた。その3人とも昭和24年生まれでありますが、他の有名女流漫画家もいらっしゃいます。
昭和51年初版の樹村みのりさんの「ポケットの中の季節」というマンガはかなりヒヤケもしており傷みもある。そんなマンガにアマゾンで1500円の値付けをしておいたところ買い手がついた。絶版本なので5000円くらいの値付けでもいいのかな?と思ったが、それではあまりにもよくばり。
そんな古本でもサヨナラとなるとちょっと名残惜しくなり、もう1度ざっと読み返したりしてます。
ペイネムンクの絵柄を思わせる岡田史子さんは才能を買われながらも早々と筆を折ってしまった。
今は亡き岡田さんの未発表スケッチを音楽家青島広志さんが所蔵していらっしゃったとは驚きです。