駐車券

「駐車券をお取り下さい」の自動音声の声に「はい」と答え、受取って座席かどこかに置いたはず。駐車場を出ようとした時になったらどこにも見当たらない。映画の開演時間がせまる、あせる、見つからない、だめだ、係員の所へ行き事情を伝える。
「駐車券なくしたら5000円です。お捜し下さい」事務的な応答。
駐車料金5000円は痛い。車に戻り真剣に捜し始める。駐車券を取る時、風が強かったし、もしかしたら窓から外に落としてしまったかもしれない。念のため、入り口まで戻ってみるが、見つからない。しばらくしたら先ほどの係員の方が心配してくれたのか「駐車券は黒いから見つかりにくかったりします。懐中電気を借りてきましょうか?」「あっ、はい、お願いします」しばらくして戻ってきた係員さん「ちょっといいですか?」と言いつつ、自分の経験で捜し始めてくれた。でもやはり見つからない。「ありがとうございます、でももういいですよ。あきらめます」「映画でも観に来たの?」「はい、でも、もう時間すぎちゃったし、間に合いませんから帰ります、お手数おかけしました」
「1週間に5人くらい、券なくしたという方いるんだよね」----以下略----