広瀬川音楽祭

バイオリンと演歌とJAZZバンドの音楽祭。
演歌の清水君は盲目の17才の高校生。NHKのど自慢大会で全国優勝。聞いた3曲の演歌は私はどれも知らない曲だが、こころにしみた。
白いワイシャツ黒い学生ズボン。1番前の席だったので彼のちょっとした表情も見れて、これがより感動を深くした。
1曲目を歌い終わると2名の老男女の方が舞台まで近づき、ご祝儀袋が2つ彼の手に渡った。それを左手に持ったまま熱唱。
2曲目が終わったら私のすぐ左にいた女性が紙袋をプレゼント、清水君は「お気を使わせてしまって・・・」館内爆笑と拍手のうず。曲の合間にも彼は何度も舞台に軽くお辞儀をする。
3曲目はNHKでチャンピオンになった時の曲「雪簾」客席から「待ってました!」それまでも客席からの掛け声は何度もあった。
彼の出番が終わったら3割方の観客がお帰りになった。私の横にいた女性も付き添いの方が見えて帰っていった。彼女も目が不自由だったのだ。彼の歌が終わり幕が下がりかけた時、目の前のお客さんが何か彼に声をかけた。彼は聞き取れなかったようで声の主の方まで近寄って来かけた。
近日レコードデビューするとの事ですが、今日みたいな気持ちを忘れないでもらいたい。いや有名になっても時々忘れないで思い出してほしい。私はファンになりました。