がんばらない

「がんばらない」という本が何年か前に話題になった事がある。病気で入院している方にそういった言い方はふさわしくない、といったような内容だったと思う。それが今では一般的な風潮としてもあるようだ。昔は根性、努力は美徳とされていた。現在ではそういったものはあからさまに出さない方がいいような傾向である。「頑張れ!」と励まされるより「頑張ってるね」「頑張ったね」と言われる方がほっとする気がするが、中学時代、走っていて「ガンバッテ」と声援を聞いてうれしかった思い出がある。あからさまにはしないで自分に「ガンバラナクッチャ」とささやく気持ちは必要だと思う。